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「んん? ん?・・・
いま何時だ??」
随分早く目が覚めてしまったようだ。時計が指している時刻のわりに明るく感じる。
北に向いた窓からは明るい光に洗われてカラリと乾いた空気の匂いがした。今日は梅雨時期の貴重な晴れ間になるらしい。
それにしても珍しいこともあるものだ。
典型的な夜型人間の私にとって、朝といえる時間に自然に目が覚めるなど数える程の記憶しかない。
「・・・。まだ早いな、、、目覚ましの時間まで寝るか・・・。」
寝返りをうってみたものの、眠りへの誘いがやってきそうもない。
やはり妙だ。
仰向けになって天井を見ながらぼんやりしていると、何かやり残した事があるような、忘れてしまった記憶が思い出すことをせがむような感触が胸に満ちてきた。
「6月10日・・・、あれ? 何の日だっけ?」
起き上がり、予定を確認してみても美しいほどにありふれた普段どおりの1日が待っているだけ。
住み慣れた我が家の見慣れない早朝のリビングのテレビをつけると、胸のつかえは消えてしまった。
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